タオル美術館

自宅から車で１０分足らずの山間部にしゃれた洋風の美術館がある。今治市のタオル工場のオーナーが山腹の自社工場の敷地を利用してこの施設を造っていた時、はたしてこんな辺鄙な所に人が集まるのだろうかと首をかしげたものである。 しかしオーナーの思惑はぴたりと命中して今や連日のように大勢の人が詰めかけている。観光ルートに組み込まれたためウィークエンドには大型バスで県外からも観光客がやってくるようになった。展示品の目玉はずらりと並べられた国内最大のタオル産地今治のタオル製品だが、美術館やレストランも併設されている。山腹からの眺望も広々としていて気持ちがよい。山間部とは言え今治市と西条市を結ぶ幹線道路に接しているので交通の便もよい。オーナーの先見の明には脱帽する。(07.4.14)

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